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お絵かき好きのコミュニティで、耳にした温泉。 場所も確認できたので、行ってみることにしたんです。 このところめっきり寒くなりましたから… きっと心地よいでしょうね。楽しみです。 それに、せっかくの機会ですから。 昼、夕方、夜と、めいいっぱい堪能したくって。 それぞれの時間に、アネット、クニー、ノクトと待ち合わせ。 フフ、待ち合わせて温泉だなんて。 わくわくしてしまいます。 ええ、そう。今日は探索なんてすっぱり忘れて。 思いきり楽しんでしまいましょう。 ------------------------------------------------------- 手帳を閉じたクインスは落ち着きなく立ち上がると、 ショルダーバッグを肩にひっかけ歩き出した。 ─がすぐに何かを思い返した様子で、パタパタと駆け戻る。 そうして大きな荷袋からとりだしたのは、地味な色味の封筒。 クインスは暫くの間、口を尖らせるようにしてそれを眺めていたが、 やがてバッグに押し込むと再び歩き出した。 ふう と小さく吐かれた息は、朝の空気で少し白みがかって見えた。