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今日は日が長いそうだ。 たまっていた洗物を片付けて、持ち物の整頓をして、 ゆったり過ごして、そして眠って……
まるで森にいた頃のよう。 ゆらゆら緩い時間を、何をするでもなく眺めて送る。 長い時を生きる自分にとっては、 一日は、たった一日。 欠伸で過ぎる一日。
ここ暫く、そんな一日に色々なことが詰め込まれていた。 だからこそこうして穏やかに過ごせる今日は、 どうも気が緩む。
記すべき細々としたことは、 またそのうち。 そのうち、提出用でない手帳へ書き出すかもしれない。 そのまま、かもしれない。 とにかく今日はこのまま、ゆったりしていたい。
ああ手紙だけ。 手紙だけは少し書こうか。 どのくらい書けるか。書けないか。
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「…ああ眠い」
睡魔がそのまま吐き出されたような、張りのない声で呟く。 手紙を書く手を止め、机に顔をのせ、もたれる。 頭の重みから開放された首と肩に、ふんわり羽がはえたような感覚。 心地よい。
『頭ってやつは、どうしてこんなに重いんだろうなぁ…』
別に答えを求めているわけではない。 ただテロップのように頭を流れる、そんな文を追いながら 眠りに ゆっくりと 落ちていった。