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走って、走って。 目の前の角を曲がった先、そこに合流予定の者達がいると思い込んでいた。 なぜか?自分でもわからない。 角を越え、その勢いのまま口を開く。 「2人とも待たせてすまなかったな、さぁゆるりと参ろうか」 … ああ恥ずかしい。 口を開けたまま固まった私の眼前には、ただ風だけが舞っていた。 穴があったら…! (マルメロはとにかく隠れるを修得した) この先の扉を出て、砂地に出れば今度こそ合流だ。そのはずだ。 今度は慎重に進もう。 また一つ成長した、そんな気がする上陸5日目の夕暮れだった。